深夜徘徊

一つ目は満月の夜

感性が研ぎすまされて奇抜なアイデアが浮かびます

何ブロックでも歩けそうな気になって

気付かぬうちに遠いところまで行ってしまうのです


二つ目は朧月の夜

尖った神経も重くのしかかってくる現実も

淡い光に包まれて曖昧になってゆきます

気付いたらもうこんな時間になっているのです


春の夜の深夜徘徊は健康にもいいのです