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Thom Yorke のアルバム、The Eraserを聴きながら久々に音楽を聴いて感動しています。amazing, fantastic, beautiful... 何曲か音の重ね方とマイナーコード的進行が richard d. james に少し近いものがあるけど彼の造る音楽より人間味がある(ロックが根本にあるから?)。超越感的にはbjork の音楽も少し彷彿とさせるけどより中性的で内面的で個人的。電子音の層は懐かしく同時に新鮮でもあり、リズムが奇を衒ってないので構えることなく耳に入る。彼のウイスパーな歌声も心地よい。アルバム全体を通して、歌詞はすごく切ない(現実世界と自己内面世界のギャップ等?)。だけど悲観的と一方的に決めつけれるような世界観ではなくて、聴く人の脳裏にある風景が浮かび上がる芸術性がある。きっとわたしが高校生とかだったら物足りない気がしてしまうんだろうけど、このアルバムは今だから美しさが分かる、みたいな気がします。分析し過ぎ?でも嬉しい嬉しい。素敵な音楽を聴くと嬉しくなって分析したくなるんです。。。彼は天才だ。

それにしても売れてますねー、このアルバム。ああ、なんてお洒落さん。