夏生萌え!

魂萌え!一気読み。夏生ねぇさんはさすがだなぁ。。。59歳で夫を失った専業主婦の女の人が、自分の子供たちとごちゃごちゃあったり、夫の死後、夫に十年来の愛人がいた事が発覚して、翻弄されながらも生きていこうとがんばろうとする話。この著者の他の話と違って刺とか毒が無いんだけど、それでも物語に引き込まれてしまうのはきっとちょっとしたリアリティーやったり、心情の描写が上手いからなんやろうな。

読み終えた後、(いつも自分の頭ん中でしてしまう事やけど)もしこれが映画とかドラマになった場合のキャスティングを勝手に考えてみた。おもろい小説を読んでいるときは、もう読んでる最中から勝手に俳優たちが動き回るんやけど、今回は違うみたいやった。話はそこそこ面白いんやけど、主人公の顔がどの女優の顔にも当てはまらんかった。なんでか考える必要も無いけど、主人公は本当に何処にでもおる主婦で、その人の家庭はごくごく一般のふっつうの家族で成り立っとったからやろう。やから、女優さんが出てこんかった。

まぁ、それはいいとして。この話、男の人にはウケんやろうな。。。最近出た、東京島も読みたいな。こっちは桐野っぽさ全開っぽい。楽しみ。

たぶん、いやまだ全然早いし違うかもしれんけど、座椅子に座って本を読んどる時、下っ腹辺りで胎動らしき妙な動きを感じた。。。ウニュウニュするあの懐かしい感じ。。。でも早すぎよね、いくらなんでも。まだ12週目やもん。